
保険を選ぶ際は、死亡時の保障や予期しない災害に備える、進学などの多額の出費や老後の生活に備えるなど、「自分は何に備えるのか」を明確にしてから、保険商品を選ぶ必要があります。すべての経済的リスクを保険で賄うと、保険料は高額になります。そのため、最も保障を必要とする期間はいつかを明確にし、死亡保障金などの設定を行います。
死亡保障に必要な保障額の割り出しは、死亡後に必要になる、遺族の生活費や住宅費、教育費などを見積もり、そこから遺族年金や貯蓄、死亡退職金などを差し引いた金額が、死亡保障の金額となります。
ただし、高額な死亡保険を残す場合、保険料が高額になる以外に、死亡しなかった場合は保険料の大半が掛け捨てになるため、無理をしない程度の設定が重要になります。また、保険料の払込期間についても考慮が必要です。働き盛りの間に払い込みを終えるのが一番ですが、退職後も支払い続ける場合、退職後の経済状況も考慮しなければなりません。
保険を選ぶ際、保障以外の選び方として、生命保険会社の経営についても考慮が必要です。保険会社の経営状態を判断するには、「格付け」と「ソルベンシーマージン」比率を確認します。格付けは、専門会社の調査を基に発表されるもので、保険会社の負っている債務についての返済能力を示しています。格付けはスコアと「AAA」や「AA」、「BBB」などのスコアと呼ばれる記号で表示され、最低でも「BBB」以上の保険会社を選ぶのが良いでしょう。
ソルベンシーマージン比率とは、大災害や株価の暴落など、通常では予測不可能な事態になった際の、保険金の支払い余力があるかを表します。ソルベンシーマージン比率は、数字が大きいほど、支払い余力があるということになります。