
共済保険とは、職業や居住地など共通点を持った人々が資金を出し合い、集まった資金で医療費や葬祭費などを保障する事業です。共済組合という相互扶助団体が会員向けに行う福利厚生事業で、非営利事業です。
共済組合の福利厚生事業は、一般の生命保険同様、医療保障、火災・自動車事故などの損害保険などがありますが、共済組合員向けの福利厚生事業になるため、共済保険に加入する場合は、共済組合の組合員にならなければなりません。
共済組合には、根拠となる法律があるJA共済(農業協同組合)や全労済・コープ共済(生活協同組合)などと、会社内の「共済会」や「ペット共済」などの根拠法に基づかない無認可共済があります。根拠法のある共済組合のうち、JA共済、全労済、都道府県民共済、コープ共済を四大共済といいます。
保険会社の根拠法は保険業法ですが、JA共済は農業協同組合法、全労済や都道府県共済は消費生活協同組合法と、各共済によって根拠法令が異なります。また、生命保険での「保険金」は共済では「共済金」、「保険料」は「共済掛金」、「配当金」は「割戻金」となります。
共済保険の特徴として、加入する際に組合員になるための出資金が必要になりますが、書類審査のみで加入が可能です。一般の生命保険比べて掛金が安く、集めた掛け金の余剰分を「割戻金」として組合員に返還されます。共済保険の掛け金は年齢を問わず一律であるため、年齢の高い人には有利になりますが、一般の生命保険に比べて保障額が低額で、細かい設定ができません。また、給付金の支払いまでは比較的短いですが、支払い原因によって支払われる給付金額も変わり、病気が原因の保障は薄くなっています。