
終身保険とは、保険者が死亡した時の遺族補償を目的に加入する保険で、保障期間の定めがなく一生涯保障が続くため、死亡時に必ず保険金が支払われます。途中解約した場合は、今まで支払った保険金の返還である「解約返戻金」がありますが、解約返戻金のない掛け捨て保険に比べると、保険料は割高になります。
支払方法は、保険料を一括で支払う「一時払い」、60歳や65歳など一定の年齢で支払い終わる「有期払い」、死亡するまで支払い続ける「終身払い」があります。ただし、有期払いの場合、高齢になってからの保険料支払いはなくなりますが、月々の保険料は高くなります。
終身保険は、他の保険に比べると保険料が高めになるため、安く抑えたい場合は、掛け捨て保険や定期保険に加入するのが良いでしょう。また、解約しない限り自身で保険金を受け取ることはできないため、死亡時の葬式代、家族の生活費などを残したいという人に有効な保険です。
定期付き終身保険とは、正式には「定期保険特約付き終身保険」といい、死亡時に遺族に保険金を残すことが目的の保険です。特徴として、終身保険部分で一生涯の保障を準備すると同時に、特約で付加した定期保険部分で一番お金が必要になる期間の保障を比較的安く準備します。
定期保険特約部分は初めから保険期間があり、保険料は高くなりますが、保険料が上がらない「全期型」と、最初は安い保険料ですが、更新時に保険料が値上がりする「更新型」があります。終身保険部分と定期特約部分の金額が、終身保険金額の何倍かによって、20倍型や25倍型と呼ばれます。
定期付き終身保険の保険金は高額保障になりますが、定期保険特約期間が終了すると、保障は終身保険のみの保障になるため、保険金は減額します。また、終身保険部分に貯蓄性はありますが、保険料の2~3割程度なので、貯蓄性は期待できません。定期付き終身保険は、死亡時の家族の生活費などの保障を残したい、保険料は安く済ませたいが、多少の貯蓄性が欲しい人に向いています。